自然的発生と濃度

母乳は複合オリゴ糖の高い含有量においてとてもユニークです。母乳の中に含まれる複合オリゴ糖の構造的な多様性と高い含有量は、人間の特有なものであり、 搾乳動物の乳中に見出されていません。

ヒトミルクオリゴ糖は母乳の中で乳糖とタンパク質の次に、3番目に大きい割合を占めています。
一般的に濃度は、1リットル当たりおよそ10〜15グラムです。牛乳とは違って、人間の母乳は炭水化物、糖類の濃度は高く、タンパク質の濃度はかなり低いです。
母乳には三糖類から、12以上の糖残基から作られた非常に複雑な構造のものに至るまで、150種以上の異なるヒトミルクオリゴ糖が見つかっています。

一番多いヒトミルクオリゴ糖は、2’−フコシルラクトースで、1リットル当たり最大2.5グラムの濃度で、母乳の80%で見つけることができます。
その他に多いのは、3-フコシルラクトース、ラクト-N-ネオテトラオース、ラクト-フコペンタオース、そしてHMOs 3’-シアリルラクトースと6’-シアリルラクトースを
含むシアル酸です。
これらの多様な構造はヒトミルクオリゴ糖の異なる機能の範囲を反映するものと推定されています。
構造の一部は、特定の病原体を遮断し、それにより、感染症のリスクを低下させる、または善玉菌の成長を促すことで、腸内細菌の構成に影響を与えます。